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第8回本格焼酎・泡盛横浜大選集 報告

2009年6月27日土曜日、横浜港大さん橋ホールに向かう道には、今回も晴天の光が差し、静かな朝を迎えた。 横浜焼酎委員会恒例のイベント「第8回本格焼酎・泡盛 横浜大選集」が開催される。チケットの販売枚数もチケットぴあの前売券は完売。約1,400名の来場者が見込まれる。

九州・沖縄はじめ全国各地から蔵元さんが自慢の焼酎を引っ提げていつもの横浜港大さん橋ホールに出店する今年の参加蔵元数は、なんと今までの最多43蔵。初参加の蔵元も4蔵あり、今年もどんな焼酎に出会えるのか楽しみだ。

今年は、横浜開港150周年にあたりベイサイドエリアでは、「開国博Y150」が開催されている。今回の大選集もサブテーマを  「焼酎で乾杯! 横浜開港150年」 として、ご来場の皆さんで一緒にお祝いしちゃいましょう。という乗りだ。
入口で配布する今年のオリジナルマイグラスの色は、横浜のイメージカラーである「マリンブルー」。パンフレットといつもの「寿司引換券」と一緒に渡され、このグラスを使って会場内の焼酎を手酌で自由に注いで試飲できる。
もちろん、参加記念品としてもお持ち帰りできる。
会場中央に並べられた一般陳列焼酎は290銘柄。テーブルに整然と並べられた焼酎は、会場前に見ると壮観だ。思わず記念撮影。

場内写真(開場直後)はこちら

開会前10分頃までは表の日影で待機していた一団が会場入口に並んで行列ができる。近年はリピーターの来場者が多いようで、入場の手順も実に手慣れている。
入場するとオープニングイベントが始まるまでのひととき、早速お目当ての焼酎の確認に余念がない。入口で受け取ったパンフレットには、本日の出品焼酎銘柄一覧が印刷されている。そのすべてに通し番号が付けてあって、会場内のテーブルの上に番号順に整然と並べられている。中にはこちらでは販売されていないご当地限定の銘柄も平然と並んでいたりする。こちらの一覧焼酎だけでも290銘柄ある。

一般陳列焼酎銘柄一覧

 いよいよオープニングイベントのはじまり。
まずは横浜焼酎委員会会長の短いご挨拶から始まり、蔵元さんのひと蔵ごとの紹介と続く。
トップバッターは奄美大島から今回初登場の「龍宮」富田酒造場。(一番右、続いて)弥生焼酎、鹿児島酒造、三宅島酒造の初参加4蔵で始まった。来場者の常連組の中にはそれぞれお気に入りの蔵元さんの焼酎を飲みに来た。というようなファンがいて、ステージ間近まで来場者が詰め寄せる熱気だ。

出店蔵元43蔵一覧

オープニングイベントも手際よく終了して、待ちに待った試飲会のはじまり。例によって司会者FM横浜の栗原さんの合図で場内一斉にはじまった。
お目当ての焼酎の栓を抜くのは、開場から焼酎の前に並んで離れずに陣取っていた人の特権だ。一部の銘柄には何人もの人が並ぶ銘柄もあったが、無名の銘柄から自分の舌に合う焼酎を探すのも大選集の醍醐味だ。

場内写真(試飲会開始)はこちら

一般陳列焼酎をお目当てにする人あり、蔵元ブースで今年も来ましたぁ〜と開会一番に乗り込んで秘蔵酒を飲ませてもらうのもあり、横浜焼酎委員会オリジナル企画コーナー「Y-chuコーナー」でじっくり味わうもよし。

何から飲んだらいいのか、いったい焼酎ってなんだ? という方には、焼酎初心者教習所で原料の違いからゆっくりお教えします。

開始の合図に合わせて蔵元ブースでの試飲もスタート。
全蔵元43蔵のブースで自慢の酒を勧めるスタッフは終日大忙しだった。
酒の造り手である蔵元さんと消費者である来場者との会話を楽しみながらの試飲は格別な物。いつもの焼酎に一層の親しみが湧く。この大選集の最大の魅力だ。

今年は例年にも増して女性の来場者が多い。蔵元も工夫を凝らして女性に人気の「梅酒」を持ってきている蔵元が多かった。

焼酎だけじゃない。今年もお料理だってボリューム満点。
イズミ産業「広美」さんの協力で会場中央には種類もたくさん、量も充分の料理が用意されていた。
皿が空になるとまたまた追加の料理が順次出されていた。何も食べられなかったという人はいないはずだ。最後に全員に行き渡るように考慮された「寿司引換券」で必ず寿司は食べられる。

焼酎と言えば九州と思いきや。いえ、九州だけではありません。こちらは地元神奈川から参加の久保田酒造。もともとは清酒造りの蔵ですが、粕取焼酎が女性にも人気です。
神奈川からはもう一つ、黄金井酒造。粕取焼酎とともに地元で生産された米を原料に米焼酎を造っている。
九州以外では、2000年の噴火で全島避難から再復帰して、今年初参加の三宅島酒造はじめ、伊豆諸島の蔵元がある。また、高知・四万十川で造っている無手無冠の栗焼酎もぜひ味わいたい。
この機会にいろいろな焼酎の銘柄を楽しんでもらうとともに、いろんな飲み方も紹介しているのでいつもの飲み方だけでなく、新たな飲み方もぜひ味わってほしい。


焼酎初心者教習所
● 1時限目「幻の銘柄vsレギュラー銘柄」
「幻の焼酎」と呼ばれる銘柄とレギュラー銘柄との間に、どれほどの違いがあるだろうか。
【試飲銘柄】 森伊蔵 芋 25、村尾 芋 25、伊佐美 芋 25、 さつま白波 芋 25、黒伊佐錦 芋 25、黒霧島 芋 25  
● 2時限目「実技試験」・・・原料当てブラインド・テイスティング
【試飲銘柄】  原料の違う本格焼酎5種(芋、麦、黒糖、米、そば)に泡盛を加えた6種類をブラインドで試飲し、原料を当ててもらった。
全問正解者には焼酎をプレゼント。 今年も参加者多数で大人気だった。

Y-chuコーナー
横浜焼酎委員会がこの日のために特別に企画している「Y-chuコーナー」。今回は、お馴染みとなった球磨焼酎直燗、古酒コーナー、冷凍はなたれ、の試飲・飲み比べを行った。
希少価値のはなたれを冷凍して、会場へはドライアイスで持ち込んだ。マイナス20度くらいに冷やしてもアルコール度数が高いので粘度は増すけれど凍らない。瓶からトロッと出たところを口に含むと体温で一気に温められて口いっぱいにはなたれの味と香りが広がる。

大統領! げたんめ! 焼酎に飲み疲れたらちょっと休憩してナンコでもお楽しみください。鹿児島の遊戯 「なんこ」。いわゆる数当てゲームですが、酒席の遊びとしては最適です。毎回、異様な(?)盛り上がりを見せる隠れた人気コーナーです。 お互い三本ずつのナンコ珠を後ろ手に隠しておき、その中の何本かを右手の拳で隠しながらナンコ盤につきだし、何本持っているかを当てる単純な遊びです。
数を表現するのに鹿児島独特の用語があって見ているだけでも面白いです。
このコーナーでは、今年は「伊佐美」が一升瓶でどーんと置いてあった。

お馴染みになったY-Chuグッズコーナー。帆前掛け、オリジナルタオル、スタッフTシャツなどを販売していた。
昨年は試作品で終わってしまった Y-Chuオリジナルグラスホルダーは、今年は大量生産体制で臨んでこれだけ用意すれば大丈夫だろうと600個用意した。焼酎を飲んだり、料理を食べたり、お皿を片手に一方に箸を持って、手が何本あっても忙しい。そんな時の強い味方。中には入場前から購入してくれる人もあって、今年も即完売だった。
大選集の必携のグッズとして定着しそうだ。実用新案登録済。

場内写真(試飲会後半)はこちら

怒濤の2時間の試飲会が終わりに近づき、お帰りには水分補給を! 500mlペットボトルのお茶と水は、ほとんど原価に近い100円。 開会の前には、ウコン、200円が飛ぶように売れていた。
主催者:横浜焼酎委員会は、焼酎・泡盛の横浜在住の愛好家が2002年2月に結成した純粋に愛好家の集まりで、営利団体ではありませんので、つねに皆様とともに楽しく、気持ちよく焼酎を飲んでいただき、無事に家路に着いてくれることを願っています。


当委員会副会長の御礼のご挨拶。
「皆さん飲んでますか〜? 最後に皆さんで乾杯しま〜す。」 で幕を閉じた。

今年も、焼酎好きの大試飲会だった。

大選集が終わって会場の外に出てから、大さん橋ホール前の階段や芝生の上でゆっくりくつろぐのも「横浜大選集流」。
夕方の大さん橋ホール前の階段に、爽やかな気持ちのよい風が流れる。大選集の場内で来場者が一体化した雰囲気のまま、階段で余韻を楽しんでいる。

後援:横浜市経済観光局、神奈川県、FMヨコハマ、tvk(テレビ神奈川)、朝日新聞横浜総局、読売新聞東京本社横浜支局、毎日新聞横浜支局、神奈川新聞社、日本経済新聞社横浜支局、産経新聞横浜総局、アール・エフ・ラジオニッポン、横浜商工会議所、(財)横浜開港150周年協会 (順不同)

協賛:横浜ロイヤルパークホテル

協力:株式会社有隣堂、株式会社横浜アーチスト、株式会社イズミ産業、エミリーズバルーン株式会社、かごしま遊楽館、株式会社有村屋、川畑水産、村上カラシレンコン店、チーム・ハブ 渡邊春信写真事務所、

今年は、当日夜のNHKニュースで取り上げられ、全国放送で流れました。


ご参加いただいたご来場の皆様には、誠にありがとうございました。


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