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焼酎宣言

我々、横浜焼酎委員会はスローフードの壮大な哲学に基づき、
ファーストフードな世界に反旗を翻し、伝統的な製法に基づく
この国の美しい蒸留酒、焼酎・泡盛を愛し、
その土地に根付く 郷土料理をも含めた食文化や、
質の良い小生産者たちを育むムーブメントの開始を宣言する。

まず手始めに一杯の焼酎を味わおう。

そして一人でも多くの、焼酎愛好家を増やそう。
グラスの底に潜む美しい焼酎・泡盛の世界を語り合おうではないか。
焼酎こそ「スローな食卓」にふさわしい。
焼酎を愛でながら、活力と人間らしい暮らしを取り戻し、
この横浜から全世界に、焼酎・泡盛文化を高らかに発信しようではないか。


横浜焼酎委員会とは?

日本の伝統的蒸留酒である焼酎・泡盛の横浜在住の愛好家が2002年2月に結成した純粋に愛好家の集まりです。焼酎・泡盛をそれぞれの生産地に根付く食文化の一つととらえその多様性と奥行きの深さを自ら楽しむと同時により多くの人々に知ってもらおうと活動しています。というのは前置きにして、とにかく月に一回の焼酎例会や懇親会を通して多くの焼酎・泡盛に出会うことと、そして焼酎愛好家を増やすことを楽しみに活動しています。
詳しくは 活動報告焼酎蔵元研修会焼酎大選集 をご覧ください。


掬(むす)ぼれの集い

掬ぼれの集い「掬ぼれの集い」とは、当委員会の正会員とメール会員が20~30名ぐらい集まる懇親会の愛称です。焼酎委員会の懇親会というと、「大酒のみのおやじが焼酎のうんちくを語る面倒な会」と多くの方が想像するそうです。焼酎好きという共通項はありますが文字通り老若男女、仕事も様々で、ごく普通の、むしろ普通より上品な懇親会だと思っています。
毎回、焼酎も30銘柄ほど用意していますのでお好みの銘柄を発見できるかもしれません。
語源は、「両手を合わせて水を掬(すく)う。」という意味で「むすぼれ=掬ぼれ」と書きます。森鴎外の即興詩人にも「水を掬(むす)びて、・・・咽(のんど)を潤し」というのがあります。即ち、両手から美味な焼酎が零れ落ちないようにしっかりと両手を合わせて掬い飲み、咽(のんど)を潤すという意味と、この会の皆が和を育むという意味を込めています。


大選集イベント概要

本格焼酎泡盛横浜大選集本格焼酎・泡盛横浜大選集は、横浜の焼酎愛好家の集まり「横浜焼酎委員会」が毎年6月に開催する日本最大規模の焼酎フェスティバルです。全国の焼酎・泡盛の銘酒400銘柄以上が揃い、蔵元も40蔵余が出展する大試飲会には毎年約1000名の焼酎好きが集い、幻の焼酎や地元でしか飲めない焼酎を心ゆくまで存分に楽しんでいました。
横浜港を一望する「大さん橋ホール」から行き交う船を眺めながら焼酎を一杯! 
焼酎・泡盛を堪能することは勿論、豪華景品が当たる抽選会もあり、当日はオリジナルマイグラスを来場者全員に進呈。おつまみ・軽食も用意してありました。
 大選集は2012年に開催した第10回大会をもって終了致しました。皆様のご参加とご支援に心より感謝申し上げます。


大選集のはじまりについて

2002年日韓サッカーワールドカップのプレスセンターが置かれた横浜に世界中から記者が集まる。
横浜のノンベーが「彼らに焼酎を飲ませよう!」と盛り上がったのが事の始まりだ。結局、保安上の理由からその夢は果せなかったが、盛り上がった気分が収まらない。世界もいいが日本の焼酎ファンを増やそう。こうして第1回目「九州本格焼酎大選集」が開催されるに至った。その後、対象を九州域外に広めて「本格焼酎・泡盛横浜大選集」となり、毎年続いている。
このイベント、「メディアの情報に惑わされず、うまい焼酎の逸品は自分の舌で探そう」をテーマに、200数十銘柄の有名・無名の焼酎が会場に並べられる。参加者はそれを手酌で飲んで回る。さらに蔵元の出展ブースがあり、近年は10都県から40蔵余りの参加をいただいている。各蔵持参の酒を加えると都合400を超える銘柄が楽しめる。まさに焼酎宝探し状態。
数を飲むだけなら、最近では都会でも相当数の銘柄を置く飲食店はざらにあるが、ここにはそんな店では味わえない隠し味がある。造り手との会話だ。酒は同じものを飲んでも気分で味が変わる。造り手の思いを聞きながら味わった焼酎は、そこに物語が加わって味わいが格段に増す。大体どのブースにも「また来ました」という常連ができるようだ。
一方の造り手も、飲み手の反応がストレートに返ってくるのが楽しみ。こうして造り手も「元気をもらった」と言って帰っていく。そんな飲み手と造り手の交流がうれしくて、横浜のノンベーは、また来年のイベントのことを焼酎片手に話し始めたのである。


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